渓流に出かけた帰り道、里山に寄ってみた。
道端で、夫婦連れが赤いキノコを見ながら、身持ち悪がっていた。
「これって、毒よね。絶対毒よ。」
覗いてみると、タマゴタケではないか。
「これは食べられますよ。」といったら、「え~、ほんと、毒キノコそのものみたい。」
近くに、食べ頃のもいくつか生えていた。
暑くて、何だか面倒なので、採る気にはならなかった。(後で考えると、惜しいことをした。)
地元のOさんに出会った。
虫に詳しい方なので、ご一緒させていただいた。
早速、ウスバカミキリを見つけていただく。
細いコナラの木にカブトムシがいた。カブトやクワガタをみると、やはりワクワクしてくる。
ここでは、カブトムシもカラスに食われてしまうとのこと。残骸がいくつか転がっていた。
2~3種類、カミキリを教わったが、撮影できず、名前も忘れてしまった。
その都度メモしないとダメだ。
ナガゴマフカミキリを見つけたが、赤いダニがたくさんついていて気持ち悪いので撮るのを止めた。
道端の笹薮が気になったので探してみると、案の定ゴイシシジミがいた。
かわいい蝶だ。久し振りの対面。
産卵していた。
幼虫は笹に付いたこのアブラムシを食べて育つ。
卵も撮りたいところだが、ヤブ蚊が襲ってきた。虫除けを車に置いてきたので長居は無用。
暗いが、飛翔も撮ってみた。
帰りしな、看板にトンボが止まっていた。
ラッキー!
オナガサナエの♀だった。
ジッとして、全く逃げる気配がなかった。
Oさんは、この夜、ホタルの観察をするとのこと。
ここの小川には、ゲンジボタルが数多く発生し、今がピークだそうだ。
近ければ、見に来てみたいところだ。
自然豊かな里山だ。