9/25(早朝)
昨夜のOさんとの夕食の時にアカハラダカの話が出たので、早朝に思い立って、多野岳まで車を飛ばしてみた。因みに、こちらの夜明けは6:15頃だ。
7時前に山頂のホテルの駐車場に着いた。
既に、遠く上昇気流が沸き始めている。
本部半島方面(屋我地島、古宇利島)
1時間ほど空を眺めていたが、一向にタカは現れない。
バーダーも全然上がって来ない。
草原にかわいい花が咲いていた。
サイヨウ(細葉)シャジン
もう時期が悪いのだと思い諦めかけて振り返ると、遠くの海上に・・・、
ウワーッ、なんじゃこら~、蚊柱かァ~。
3ケ所で鷹柱だ。ものすごい数だ!
見ている方向が違っていたのだ。しかもこちらにはモクモク雲が湧いていて見通しが悪かった。短時間に1000羽、否、万の単位かもしれない。前半、大分見逃していたのだろう。
スコープで撮ってもこんなものだから、ものすごく遠い。
次々に、鷹柱が形成されて上昇して、そして南へ滑空して流れて行く。
アカハラダカ(初)に間違いない。
壮大なドラマに大感激である。
独り占めは勿体ない。誰かと興奮を分かち合いたい。
暗いうちからヤンバルの森にヤンバルクイナを探しに行っているOさんに連絡した。
こちらに向かっているとのこと。
そろそろMさんにホテルに迎えに来ていただく時間だが、TELをして申し訳ないが少し遅らせていただく。
Oさんが着いた。
相変わらず、遠い海上で鷹柱だ。
ふたりで双眼鏡を向けて暫し大興奮。
時間になったので、Oさんと別れてホテルに急いだ。
(Oさんによればその後近くに現れる個体もいて写真も撮れたとのことだった。)
出発前は、アカハラダカの渡りには時期が遅すぎると勝手に思っていたので、あまり意識をしていなかったのだが、こんなに見られるとは、ラッキー、ラッキー。
以後、近くに泊まった時は毎朝多野岳に通うことになった。