標高2430mの山小屋ともなると、食料や飲み物は人の力で運び上げるのだが、歩荷(ボッカ)というらしい。職業としてやっている人は強力(ごうりき)と呼ばれている。
ここでは、強力の人やキャタピラー付きの小型の運搬機を使って少しずつ荷物を上げていた。
峠でのんびりしていたら、山小屋の人に場所をあけるように言われた。
遠くから爆音が聞えてきた。
ヘリコプターの音だ。
見る見るヘリが近づいてきた。
空のペットボトルやゴミなどを引き取りにやってきたのだ。
こういうものは一気にヘリで。
狭い峠はものすごい風で埃が舞って目も開いていられない。
大きなトランスのようなものをぶら下げて、轟音を残してあっという間に行ってしまった。
その後、少し山に登ってみた。
(峠の山小屋を見下ろす)
またヘリがやってきた。
今度は上から見ることになった。
滅多にみられないものを見ることができた。