2日目の夜明け、すばらしい朝焼けが見られた。
朝食前、島をひと回り。
昨日教わったセジロタヒバリのポイントでは、藪漕ぎを試みた。
すると、1羽の鳥が海岸の岩の上に。
とにかく撮ってみた。
正面2カット撮っただけで飛ばれてしまった。
自分としては「これだ!」と思ったが、肝心の背面が撮れていない。
朝食にに戻って、昨日撮影したHさんに見ていただいた。
「可能性は高い」とのことだった。
とにかく背中を撮らなければ…。
朝食後、大学生のK君と再び藪漕ぎ。
また出てきて、岩の上に止まった。
やった! 今度は背面も撮れた。
K君は慎重だ。
ムネアカタヒバリの可能性もあるという。
その後、再びHさんとすれ違った時に見ていただいた。
ほぼ間違いないだろうということだった。
この日の船で知り合いの関西在住のMさんが見えた。
来ることを聞いていなかったので道路で顔を合わせてびっくり。
その後、昼食を一緒に食べながら、積もる話をした。
3時過ぎに、セジロタヒバリのポイントに一緒に行ってみた。
またも藪漕ぎ。
わざわざ遠回りして順光側から入った。
はじめは出てこなかったが、間をおいて飛び出してきた。
今度はやや低い岩に下りた。
そして、高いところにも止まってくれた。
Mさんもバッチリ撮って、ふたりで大喜び!
この日は、ほぼセジロタヒバリで終わった。
夕食時、初めてお会いしたOさんからヒメウタイムシクイがいたとの情報。
しっかり撮影もされていた。
K君と、明日は朝一からそこを探索しようということに決まった。
暗くなって晴れていたので外に出てみた。
光を避けて見上げると満天の星だった。
今回は、いつもの民宿ではなくもう1軒の方で、周りの光が少なく星を見るのには都合がよかった。
人工衛星がす~っと流れて行った。
セジロタヒバリ、
エゾビタキ、
オナガガモ、
カルガモ、
コガモ、
マガモ、
セジロタヒバリは3年前にチャンスがあったのだが、座り込んで草むらから出てくるのを半日粘って、結局チラッと見ただけで撮れなかった苦い思い出がある。
みなさんに聞いてもなかなか人前には姿を見せてくれない鳥だという。
それが、今回は3回も撮れて、この上なくラッキーだった。
(続く)