先日、トンボの産卵を撮りたくて出かけた時のこと、天候が悪くトンボはさっぱりで意気消沈していたところ、林道の端に何かが顔を出した。
「ん?」
ジッとしていると、小さなネズミが出てきた。
こちらの気配を感じてか、すぐに草に隠れてしまった。
暫くして、7~8m先に出てきた。
撮影しながら、少しづつ近づいて2mまで近寄った。
何かを盛んに口にしている。
どうやらヒメネズミのようだ。
本来夜行性だが、薄暗い天気なので出てきたのであろうか。
初めてお目にかかった。
林道を車や人が通ると、道端に引っ込んでしまうが、暫くするとまた出てくる。
終いには、どんどん近づいてきて、しゃがんで撮影している股を潜っていく始末。
ホンドヒメネズミ(胴長7~8㎝、尾10~11㎝)、
トンボはダメだったが、かわいい仕草で随分と楽しませてくれた。