昆虫編、
蝶は、離島なので種類は限られているが、数は今までになく多かった。
イチモンジセセリ、
ヒメアカタテハ、
ヤマトシジミ、
モンキチョウ、
モンシロチョウ、
アサギマダラ(3~4頭)、
モンキアゲハも1頭見かけたが撮れなかった。
イチモンジセセリ、ヒメアカタテハ、ヤマトシジミ、モンキチョウは夥しい数だった。
トンボは、期待していた南方系のアカネ類は見ることができなかった。
ギンヤンマ、
アオモンイトイトンボ、
ムスジイトトンボ、
♂、
♀、
ほかにウスバキトンボ。
赤トンボを1頭見かけたが、同定できずに見失ってしまった。
ギンヤンマは、島の至るところで見かけた。
その他の昆虫で楽しみにしていたのは、ヒナカマキリ。
日本最小のカマキリで体長は2cmくらい。
照葉樹(ここではカシやタブノキ)の暗い林床に生息している。
黒っぽい褐色でひじょうに地味な色、しかもすばしこいので見つけにくい。
翅が退化している。
一昨年初めて見て以来、ここへ来るたびに探すのが楽しみのひとつとなっている。
成虫は8~10月に見られるとあるので、秋の渡りの時期にしか見たことはない。
で、早速生息場所の小さな神社に行ってみた。
探し方は分かっているので、すぐに見つけることができた。
最初は♀だった。
撮影後、また落ち葉をひっくり返して探してみると、今度は♂がいた。
ネットなどで見ると、日本には♂はいなくて単為生殖と思われていたらしい。
それは、♂が長翅型と思われていたためで、日本・韓国産は実は♂も短翅型だったことで誤解が生じていたということのようだ。
ここでは腹部の形が明らかに異なる2タイプを見ており、幅広型が♀、ほっそり型が♂と勝手に思っている。
♀、
♂、
次回は卵鞘(1cm以下のミニサイズ)を探してみようと思う。
最後に、民宿の畳の上で小さなハエトリを見つけた。
ミスジハエトリ、
今回は、島名物(?)ヌカカ、更にしつこい蚊が特に多くて閉口した。
これでも先週に比べれば減ったそうだ。
虫除けは殆んど効果無く、蚊取り線香を持っていかなかったのは迂闊だった。
以上。
同行のみなさん、お疲れさまでした。
また、よろしくお願いします。
遠征中お世話になった方々にも感謝です。
母校の後輩(鳥では大先輩)のIさん、Fさん、ありがとうございました。