3日目、一縷の望みをかけていたクルーズはまたしても欠航だった。
ユキホオジロの半島も奥まで入れないとのことで、前日と同じコースを辿ることとした。
先ずはワタリガラスのポイントへ。
給餌タイムになると、オジロワシ、オオワシ、トビ、カラスが集まってくる。
何となく後方から現われるイメージがあって後を気にしていた。
すると、紛れもなくあのくさび型の尾羽!
思わず「来た!」と叫んでしまった。
ふたりも振り返りそれを確認できたようだ。
ワタリガラスは屋根に止まった。
止まった姿勢ではくさび型の尾羽は確認できないが、先が尖っている感じは掴める。
喉元の羽のふさふさ感からも雰囲気は感じられる。
すぐに飛び立ったが、水平に行ったのでくさびは確認できなかった。
ほかのカラスの群れに紛れて行方不明となってしまった。
その後も探したが、見つけることはできなかった。
オオワシ、
ビデスコでも、
オジロワシ、
キタキツネ、
餌場を占領して、
たらふく食って去っていった。
その後、近くの港でコウミスズメなどを探したが、顔ぶれは前日同様であった。
チシマシギのポイントは、風も少なくなっていたが、遠いこともあり、いたのかいないのか、見つけることはできなかった。
岬に行ってラーメンを食べて、ハイドに行った。
ハイドの手前の断崖下の海面を見ると、小さな鳥が浮かんでいた。
早速1200mmデジカメで撮ってから、ビデスコを準備したが、もう姿が消えていた。
ビデスコなら行ける筈だったのに残念。
この時点では、浮かんでいたサイズからウミスズメだろうと思えたのだが・・・。
流氷が押し寄せて来ていたので、ハイドの中からよりここの場所の方が風も避けられ観察によかった。
一応、風上に飛んでいく小さな鳥にもトライしてみた。
殆んど失敗だったが、1~2枚捉えているシーンがあった。
民宿に帰ってから、デジカメ画像をチェックしていると、
飛翔、
ヤヤッ、これは探し続けていたコウミスズメではないか!
やったね!
クルーズではたくさん出現していたので近くでも撮れる筈であったが、何とか証拠写真が撮れたので、ライファーゲット、よかったよかった。
(続く)