サナエトンボの先陣を切って、ダビドサナエを探しに行ってきた。
雑用をやっているうちに出遅れたが、天気もイマイチなので羽化してから飛び立つまでに多少は時間がかかるだろうと期待して出かけた。
11時過ぎに現地到着。
大分環境が変わってしまった。
河原は整地されてしまった(昨シーズンから)し、杉木立は間引きされて、すっかり明るくなってしまった。
「川遊び」のための整地工事をやったのだろう。
虫たちの環境としては大きなマイナス要素に間違いない。
川岸の草むらでダビドサナエ発見。
羽化して間もない個体。
ほかにも見られたが、飛ばれてしまってなかなか撮れない。
まだ、色がつく前の白っぽい個体でもけっこう敏感で、ヨタヨタと上空へ舞い上がって、一気に高い枝に行ってしまう。
車に戻る途中で、カワトンボを見つけた。
金属光沢のグリーンがきれいだ。
土手の一角に白い花が咲いていた。
ニリンソウは見る機会が多いが、イチリンソウの方は久し振りだ。
車に戻ったところで、遠くに見覚えのある後姿が目に入った。
Mさんだ。
トンボのみならず最近は蛾の方でも度々ご指導いただいている。
追いかけて、挨拶。
ホンサナエの羽化を撮りに見えたとのこと。
ご一緒させていただく。
早速ダビド、さすが、探す目が違う。
気の毒に羽化不全だ。
菜の花にダビド、
自分でも、2個体見つけた。
いずれも羽化直後で、河原で翅を休めていた。
別の個体、
Mさんによれば、今年のダビドの羽化は2~3日遅れているとのこと。
Mさんが羽化殻を含め20頭くらい見つけて、自分で見た個体が10頭ほどだったので、まあそこそこ発生しているのだろう。
ホンサナエの方は、まだこれからのようだ。
Mさんにいろいろ教えていただけたので、それが何よりの収穫だった。