10/9
台風一過、サシバの渡りを期待して狭山丘陵に行ったが、11時を過ぎても一向に観察できず、アマツバメが飛ぶのが見られる程度で諦めた。
そこで、昨年からの宿題のカトリヤンマ♂を探しに行くことに切り替えた。
2時間かけて目的地に到着。
つばさ2号さんが見えていた。
挨拶しているとヤンマが現れた。
カトリヤンマだ。
足元の水溜りでホバリングを始めた。
こんなにすんなり会えるとは思っていなかったが、昨年この場所を教えてくれた時のSさんの話からはこれが普通のパターンのようだ。昨年がカトリ不作の年で、こういうシーンに会えなかったということだ。
急いで撮影開始。
ホバリングはするのだが、停飛時間が短くてなかなか捉えられない。
撮れない、撮れないと思いながら動きを追っていたら、なんと止まってくれた!
ふたりで近づき過ぎてしまって飛んだが、やはり止まりたいらしい。
で、近くにまた止まってくれた。
今度は位置が悪くて下面側からしか撮れない。
カトリヤンマは薄暗くなってから活発に飛び回ると聞いていたが、2時頃というのは現れる時間としては早いとのこと。
寒くなってくると、だんだん明るい時間帯でも飛ぶらしい。
つばさ2号さんが先に帰って、今度はbanyan10さんが見えた。
暫くすると、♂が来てホバリングを始めた。
今度の個体は一定の位置でホバリングをしてくれるので、撮り易い。
余裕ができて、スコープを使って大写しにしてみる。
大きすぎるので大分うしろに下がったが場所的にこれが限界。
大分長いことホバリングを繰り返して、時々ほかの♂と小競り合いをして、やがて飛んでいった。
banyan10さんが帰った後、現れたのは1回だけ。
それも、ピシャッと1回水浴びしただけで高い梢の方に上がって行ってしまった。
昨年、何度も振られた♂だが、静止もホバリングも撮らせてもらえたので、これで宿題がクリアーできてうれしい。
あと何度か通って、もう少し生態を確かめたいと思う。