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春の妖精ギフチョウに会いに秋ケ瀬野鳥クラブのメンバー3人を誘って近県の低山に出かけた。
天気予報を見て間違いないと思って決めたのに、意に反してうす雲がかかり日差しは弱く、冷たい風に一向にギフチョウの飛ぶ気配は感じられなかった。
カントウカンアオイの多い場所で、葉っぱをチェックしてみたら卵があった。
真珠のような美しい卵だ。もっと大きく撮りたかったが、クローズアップレンズを持ってきたつもりが車の中に置いてきてしまった。
山の中で2時間ほど待ったが気温も上がらず、蝶も飛ばないので、諦めて場所替えとした。
こちらではスミレがよく咲いていた。
タチツボスミレ、マルバスミレ、エイザンスミレ、ノジスミレ、アカネスミレ、オカスミレ。
オカスミレ:
風は相変わらず冷たいが、少しは気温が上がっているようだった。
うす雲が少し切れたとき、視界の隅にチラッと蝶影が。
待ってました! ギフチョウのお出ましだ。
スミレやヒメオドリコソウの花で蜜を吸っている。
初めて見るMさんとKさんを呼んで、撮影。
テレコンを使って撮ってみたがあまり芳しくないので外したりしているうちに飛んで行ってしまった。追ってみたがどこかに見失った。
気温がまた下がったのを感じ取ってどこかに潜ってしまったようだ。
この間、僅か5分くらいだったろうか。
それっきり、雲が厚くなり、気温はどんどん低下してしまった。
しかしながら、ほぼ絶望の天気の中、たったの1回、5分間だけでも出てくれたのだから、言い出しっぺとしては正直ホッとした。
その後は、鳥見モードに切り替え、この辺りに詳しいOさんの案内で別の場所に移動してみたが、鳥の動きも悪かった。
残念ながら、ギフチョウは消化不良だったが、4人でワイワイ楽しい1日だった。