川の上流の方へトンボ羽化を見に行ったが、前夜の雨で増水しており「外れ」だった。
早々に諦め、オオムラサキを見に行くことに変更。
手っ取り早く、蝶の里に向かった。
歩きはじめると、クヌギの木の樹液の匂いを感じたので見上げてみると高いところにオオムラサキが止まっていた。
さらに進み、昨年見たクヌギに行くと、ここにもオオムラサキが樹液を吸っていた。
何度か、翅を開いて美しいブルーの輝きを見せてくれた。
残念ながら、撮影はイマイチだった。
その後、粘ってはみたが、翅を開くことはなかった。
センターのところに人が集まっていた。
羽化の近いサナギがあった。
時間が経つにつれて、うっすらと翅の色が透けて見えるようになってきた。
4時近くなって、ちょっと車に戻った。
そしてサナギのところに戻ると、すでに遅し、羽化が終わっていた。
あっという間に羽化してしまったらしい。
折角待っていたのに、ア~ア、なんてことだ。
ガックリ。
不思議なことがあった。
オオムラサキの♂が樹液を吸っているところに来たヒカゲチョウがなんとオオムラサキと交尾してしまった。
何かのマチガイ、こんなことがあるのか???
オオムラサキ、
羽化直前のサナギ、
羽化直後のオオムラサキ、
♀だった。
オオムラサキとヒカゲチョウの交尾???
羽化の決定的瞬間を見損なったのは非常に残念ではあったが、異種の蝶の交尾という珍しいものを見てしまった。