島に関する本が出ていて、生き物についての記事の中に、普通種ではあるがトンボもいると書かれていた。
今回は、それも気になっていたので、探してみた。
深い草やその下のごろごろした石で歩きにくくて普段はなかなか人が行かないところに小さな淡水の湿地がある。
ほんの10m四方程度だろうか。
隣りにちょっとした広さの伝説の淡水池がある。
絶海の孤島に何で淡水池が???
その水がしみ出ているのかもしれない。
まあ、それはともかくとして、行ってみると、ほんとうにトンボがいた。
絶海の孤島に、一見か弱そうなイトトンボである。
セスジイトトンボ、
羽化して間もない。
アオモンイトトンボ、
こちらは数も多く、未熟・成熟、両方見られた。
この両種、実はけっこう漂流能力に長けているそうだ。
ほかには、ギンヤンマの♀が、池からはかなり離れたくさ原で摂食行動をとっていた。
1頭だけで、これは島で発生したものではないような気がした。
蝶の方は前から数種類目にしていたが、普通種ながら今回初めてトンボを撮ったので、ちょっとうれしかった。
因みに、蝶の方は、ヒメアカタテハ、アカタテハ、ルリタテハ、モンキチョウ、ヤマトシジミ、アサギマダラ、イチモンジセセリ等を見たことがある。
最近、ミヤコグサがすごい勢いで増えているので、シルビアシジミが飛んでいる光景を妄想してしまう。(^^;)
遠征記おわり。