アマゴイルリトンボを見て、第1の目的は果たせたので、場所を移動した。
出発前に、詳しい方に場所を教わっていたのだが、どうしてもそれと思われる場所に行き着かなかった。
動き回っているときに、道路に水が滲みだしているようなところがあった。
そこに、小さなイトトンボを見つけた。
モートンイトトンボだ。
小さくて、居てもなかなか見つけにくいが、鮮やかな色をしている。
♂
こんなに派手な色なのに、か細い所為かすぐに視界から消えてしまう。
若い♀
25~28mmの小さなトンボで、浅い湿地に発生するため、発生場所が年々少なくなってきており、簡単に見られるトンボではない。
オゼイトトンボもいた。
オツネントンボは1頭だけだったが、Oさんが見つけた。
コフキトンボもいた。
2時をまわって、道路にヤンマが飛び始めた。
始めは数頭だったが、次第に数を増してきた。
殆んどがオニヤンマで、10頭以上が、低く道路を行ったり来たり。
壮観である。
黄昏にはまだ時間があるが、黄昏飛翔を思わせた。
中に、小振りのトンボも混じっている。
見ていると、止まった。
とりあえず1カットだけ撮って、急いでスコープをセットしたが、間に合わなかった。
暗くて速いので無理とは思ったが飛翔を狙った。
ピンボケでよく判らないが、何だろう?
帰ってから見ていただいたところ、エゾトンボの♀とのことだった。
エゾトンボ♂
美しい金属光沢のグリーン
結局、第2、第3の目的のトンボは見つけることはできなかった。
いつの間にか4時になってしまったので、終了にして、帰途についた。
トンボ以外にも、見慣れない虫や生き物見つけて楽しむことができた。
(続く)